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復興への感謝の旋律披露 台湾訪問の県吹奏楽団、野外でコンサート

吹奏楽団の演奏に聞き入る聴衆

【台湾・台中市で菅原実来文化部記者】県吹奏楽連盟の創立55周年記念事業で台湾を訪れている吹奏楽団は7日、台中市中心部の大通り草悟道の野外特設ステージでコンサートを開催した。県内の若手演奏者73人は現地の人々と友好を深めた。
 日曜日の昼間、親子連れなど約300人がステージ前に集まった。団員は根本直人県吹奏楽連盟副会長兼音楽監督の指揮の下、2012(平成24)年の連盟創立50周年を記念して作られた「マリンバコンチェルト」(福島弘和さん作曲)、楽曲「YMCA」などを披露。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の復興支援への感謝を込めた音色を響かせた。軽快な響きに足を止めて聞き入る通行人もいた。
 最年少で吹奏楽団に参加したトロンボーンの徳田昌悟さん(13)=平三中2年=は「初めての海外に来て、精いっぱい演奏できた。今後も吹奏楽にしっかりと取り組みたい」と笑顔を見せた。
 子どもを連れてコンサートを訪れた蔡政龍(さい・せいりゅう)さん(42)=台中市=は「素晴らしい演奏だった。震災後、頑張っている彼ら(団員)は勇敢だ」とたたえた。
 吹奏楽団は、8日に帰国する。
 福島民報社は創刊125周年記念事業として共催している。

■昼食会で交流深める 吹奏楽団と地元の生徒
 コンサート終了後、吹奏楽団と台中市の●格高級中学(日本の高校に当たる)の生徒らの交流昼食会を台中市内のレストランで開いた。
 団員と生徒は中華料理を楽しみながら、お互いの国の食べ物や学校生活などについて話し親睦を深めた。食後、学校側から連盟に提供された台湾公演の記念Tシャツにフェルトペンでお互いの名前や絵を書き込み交流の証しとした。
 百乃心(ばい・ないしん)さん(17)は「日本語を勉強している。日本の同年代と交流できて良かった」と話した。ホルンの橋本燎さん(17)=平商高2年=は「写真を撮る時のポーズの違いなど、文化の違いを知れて楽しかった」とほほ笑んだ。

■高城県吹奏楽連盟会長に記念品贈る 台中市長
 コンサートには林佳龍(りん・かりゅう)台中市長が来訪した。「日台関係の将来を担う若い世代の交流は重要。より深いものにしてほしい」とあいさつした。林台中市長は高城俊春県吹奏楽連盟会長と根本直人副会長兼音楽監督に記念品を手渡した。

※●は「草カンムリ」に「威」

カテゴリー:福島第一原発事故

台湾公演を記念し作られたTシャツに名前や絵を書き合い交流する生徒ら

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