県のスタディーツアーで来県している英国のユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の学生らは16日、浪江町などを視察した。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被災した浜通り沿岸部の復旧復興状況に理解を深めた。
学生と、福島市出身の大沼信一教授(福島高、東北大卒)ら教員合わせて11人が参加した。浪江町の請戸漁港では、町職員の説明を聞き、津波被害からの復旧に向けた工事が進む様子を見た。高台に上り、家屋が流失した請戸地区や太平洋を望んだ。学生らはスマートフォンで写真を撮るなどして震災の被害の大きさを胸に刻んでいた。
浪江町のほか、いわき市、南相馬市、楢葉町も訪れた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)