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双葉町、東北大の協力受け3D映像制作 いわきでVR体験会

VRで横穴内の映像を楽しむ生徒。パソコンの画面は生徒が見ている映像

 双葉町が東北大の協力を受け、レーザー測量などでデータを収集してきた町内の国指定史跡「清戸迫(きよとさく)横穴」の3次元(3D)映像が完成した。22日、映像の視聴会がいわき市錦町の町立学校仮校舎で開かれ、古里の歴史を体験した。
 横穴は東京電力福島第一原発事故の影響で帰還困難区域に設定されている双葉南小敷地内にある。7世紀ごろに造られた横穴墓で、内部には人物や動物、渦巻きを描いた赤褐色の壁画があり、一般公開時には県内外から多くの見物客が訪れていた。町は貴重な文化財を継承しようと、3D映像への加工を進めてきた。
 視聴会には児童生徒30人が参加し、スクリーンに映し出された3D映像を視聴した。小学校高学年の児童と生徒はヘッドマウントディスプレーを装着し、目の前に3D映像が浮かび上がり、見る角度や方向などに応じて映像が変化するVR(仮想現実)の最新映像技術を体験した。
 双葉中3年の木幡穣清さんは「VRの映像を見るのは初めてで、その場にいるような体験ができた。実物も一度見てみたい」と話した。
 町は古里の風景を後世に伝え残すアーカイブ事業として、小中学校やマリーンハウスふたばなどのレーザー測量にも取り組んでいる。3月18日には町役場いわき事務所で一般向けの試聴会を開く予定。

カテゴリー:福島第一原発事故

清戸迫横穴に描かれている赤褐色の壁画

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