県立図書館は2012(平成24)年度に開設した「東日本大震災福島県復興ライブラリー」の利用状況をまとめた。2016年度までの5年間で延べ2万4041冊を貸し出した。「さらに利用を呼び掛けていく」としている。
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に関連する約1万タイトルの書籍があり「原子力問題・過去の原発事故」「法律・補償」「復興・防災」など16テーマに分けて利用状況を調べた。原発事故発生から間もない開設初年度は「放射線・除染」の貸し出しが最も多かったが、翌年度以降は大幅に減少。近年は「文学・体験記」が増え、関心の変化を反映している。22日に開いた県立図書館協議会で示した。
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