日赤が主催する東日本大震災復興支援国赤十字・赤新月社会議の参加者は28日、三春町の県環境創造センター交流棟(コミュタン福島)を視察し、県内の復旧・復興の歩みや放射線の現状に理解を深めた。
震災後、被災地を支援してきた101の国・地域の赤十字・赤新月社のうち22カ国から約50人が参加した。
コミュタン福島では事故直後の福島第一原発の模型や放射線を可視化する装置「霧箱」などの展示物、全球投影型シアターを見て回った。国際赤十字・赤新月社連盟アジア大洋州地域のマーティン・ファーラー副所長は「復興には時間がかかるが、世界から寄せられた資金が有効に使われていると実感できた」と述べた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)