富岡町の複合商業施設「さくらモールとみおか」の空きテナントに23日、カレーライスとギョーザを提供する飲食店「さくら屋」がオープンした。初日から開店を待ちわびた住民や作業員でにぎわった。
4月に施設内で営業していた弁当店「おふくろフード」が閉店。施設を運営している町がテナントを公募し、食材卸などを営むエムジー(本社・富岡町)が運営する「さくら屋」の入居が決まった。
さくら屋のカレーライスは13種類のスパイスを使った深みのある味わいが特徴。量によって並(340円、税別)、大(390円、同)、特(440円、同)の3種類があり、コロッケや温泉卵、ハンバーグなどのトッピングを別料金で選ぶことができる。ギョーザに加えて、菓子なども販売している。
エムジーの森田裕社長(65)は震災後、富岡町に移住した。「カレーで町の復興に少しでも貢献したい」と決意を語った。
■来場100万人へ 感謝イベント
富岡町の複合商業施設「さくらモールとみおか」の感謝イベント「目指せ!ご来場100万人」は23、24の両日、同施設で開かれている。
24日に開店からの来場者が100万人に到達する見通しであることから企画した。5000円分のJCBギフト券が当たる大抽選会などを催している。
24日正午からは100万人達成を記念したセレモニーや、餅まきを予定している。
(カテゴリー:福島第一原発事故)