東京五輪聖火リレートーチの巡回展示は六日、郡山市役所本庁舎一階市民ギャラリーで始まった。来場者が輝くトーチを撮影するなどし五輪、聖火リレーへの期待感を高めた。
新型コロナウイルスの影響で大会と聖火リレーは延期されたが、改めて聖火リレーが来年三月二十五日にJヴィレッジ(楢葉・広野町)をスタートすることが決まった。巡回展示を通じて県内の開催機運を盛り上げる。
トーチは長さ七十一センチ、重さ一・二キロで色は桜色と金色を合わせた「桜ゴールド」。東日本大震災の被災地の仮設住宅で使われていたアルミサッシの廃材を使っている。上から見ると桜の花の形をしたデザインで、南相馬市の石神一小の児童が描いた絵から発想を得た。
トーチは展示台に固定され、透明なアクリルケースで覆われている。手に持つことはできないが、記念撮影ができる。
郡山市役所本庁舎一階市民ギャラリーでの展示は十一日まで。トーチは三月上旬までに県内二十一市町村を巡る。