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山河巡り八十八カ所霊場へ 徳島、南部から2日目

2021.04.16 16:10
徳島県美波町で聖火のトーチを掲げるランナー。奥は四国八十八カ所霊場の一つ薬王寺=16日午前(代表撮影)

 東京五輪の聖火リレーは十六日、徳島県での二日目が実施された。聖火は、ぽつぽつと雨が落ちる中、午前九時すぎに海陽町の地域振興施設・阿波海南文化村を出発。県南部の山河を巡り、四国八十八カ所霊場の一つで美波町にある薬王寺などを経て、夜に徳島市内に到着し、県内での日程を終える。

 薬王寺は、奈良時代の七百二十六年に建立されたと伝わり、厄よけの寺と呼ばれる。四国遍路をする人々が立ち寄る二十三番札所にもなっている。雨が強まっても、ランナーらは住宅街を抜けて寺まで聖火をつないだ。徳島県内から来ていた五十代姉妹のお遍路さんは「リレーを見ることができ、エネルギーをもらえた。五輪をぜひ成功させてほしい」とほほえんだ。