九州・沖縄で初日となる東京五輪の聖火リレーが二十三日、大分県でスタートした。日出町では、災害に見舞われた地域に駆け付けて支援を続け「スーパーボランティア」として知られる尾畠春夫さん(81)が走り、声援に手を振って応えながら、トーチを掲げた。
トーチは、東日本大震災被災地の仮設住宅で使われたアルミの廃材を再利用している。震災でボランティア経験がある尾畠さんは「東北の人が、昔のように笑って過ごしてほしいなと思って走った」と明かした。
福島県で始まったリレーは十五府県目。五月十二日にかけ九州・沖縄八県を巡る。