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沖縄初日、ゴリさん登場 名護市民会館近くを周回

2021.05.01 13:44
沖縄県名護市民会館周辺を走る聖火ランナーのゴリさん=1日午前

 東京五輪の聖火リレーは一日、全国十八府県目となる沖縄県でスタートした。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、名護市民会館周辺をランナーが約百メートルずつ走る形となった。玉城デニー知事がトーチに点火。第一走者は県出身のお笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリさん(48)で、手を振りながら笑顔でゆっくりと走った。

 会場に来て第一走者だと知り、「膝の震えが半端なかった」と報道陣の笑いを誘ったゴリさんは、沖縄が日本本土に復帰した一九七二年生まれの「復帰っ子」。

 六四年東京五輪でも、米軍統治下にあった沖縄で聖火リレーが行われた。ゴリさんは「五十七年前、沖縄に来た炎を俺が持っているんだと実感し、光栄だった」と振り返った。

 沖縄本島で公道のリレーは中止となり、一日の名護市民会館周辺と、二日の平和祈念公園(糸満市)に集約、一般客の立ち入りを規制した。この日の会場では観客の密集を防ぐため、目隠し用の白い幕が国道沿いに張られた。ランナーやスタッフ、報道陣には事前のPCR検査を求めた。

 一日午後は石垣島の公道を、ボクシング元世界王者の具志堅用高さん(65)らが走る。