東京五輪の聖火リレーは鳥取県で二日目となった二十二日、人気アニメ「名探偵コナン」の作者青山剛昌さんの出身地・北栄町などを巡り、鳥取市でゴールを迎えた。琴浦町では、前回の東京五輪の聖火リレーで随走者だった藤原孝行さん(73)が五十七年を経てランナーとして参加した。
前回はランナーのそばで旗を持って走ったという藤原さんは自らトーチを運んだ。「次の人につなぐ意識が随走者と全然違う」と振り返り、新型コロナウイルス禍などをはねのけて「ポジティブな気持ちになれるよう願っている」と語った。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界ジオパークに認定された浦富海岸(岩美町)もたどった。聖火リレーは二十三日から兵庫県で行われる。