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相馬港の大型クレーン2基、福島県沖地震で損壊 相馬共同火発

2022.03.18 11:12

 相馬共同火力発電は16日夜の地震で、福島県新地町と相馬市にまたがる相馬港の5号ふ頭にある大型クレーン2基が損壊したと17日、明らかにした。

 同社によると、クレーンは新地町の新地発電所で使う石炭を船から陸揚げする「揚炭機」と呼ばれる高さ約40メートルの大型機械。4基あるうち、海側にある3、4号機が地震で損壊し、一部が横倒しになっているとみられる。けが人はいないという。

 相馬港ではこのほか、石油資源開発(本社・東京都)の相馬LNG(液化天然ガス)基地の桟橋が一部崩落した。福島県相馬港湾建設事務所によると、1~5号ふ頭の全てで岸壁のひび割れや沈下を確認した。

 第二管区海上保安本部は管轄する東北6県の沿岸部を中心に航空機7機と巡視船30隻による地震の被害調査を実施した。同港近くの鵜の尾埼灯台でも崖崩れなどが起きているとし、担当者は「相馬港周辺の被害が目立っている」と述べた。