福島県沖を震源とする最大震度6強の地震を受け、福島県内の交通インフラの復旧作業が18日も続けられた。常磐自動車道で唯一、通行止めが続いていた南相馬ー新地インターチェンジ(IC)間は応急復旧工事が終わり、同日正午に通行を再開した。地震の影響で不通だった県内の高速道路網は全て復旧した。
東日本高速道路(ネクスコ東日本)東北支社によると、全線再開はしたものの、常磐道新地-山元IC間は雨の影響で補修済み路面に起伏が生じたため、18日午後8時から緊急補修工事に入った。通行再開は19日午前6時の予定。
各高速道路の一部区間では、通常走行に支障がない程度の細かなひび割れや段差といった被害が残っており、走行速度などに注意を呼び掛けている。本復旧工事の開始時期は未定という。
JR東日本は運休していた東北線の新白河―一ノ関駅間の運行を18日の始発から再開した。信号トラブルからの復旧作業や、安全確保のための減速運転などを行ったため、一部区間で運休や遅れが出た。東北新幹線は那須塩原|盛岡駅間で運休が続いている。