16日夜の最大震度6強の地震の影響で断水が続く福島県相馬市と新地町、南相馬市鹿島区の一部で18日までに、送配水管の復旧に伴う生活用水の試験通水が始まった。
相馬地方広域水道企業団は試験通水による漏水箇所の確認と復旧を急ぎながら通水エリアを広げている。相馬市は給水区域の半分以上で通水を開始。磯部、柚木両地区は機器修理が完了し19日午後にも、飯豊、八幡、日立木の各地区は送水管修復完了後の20日午後にもそれぞれ始まる見通し。新地町と南相馬市鹿島区でも順次、試験通水を拡大する。
市と同企業団は、試験通水の水は水質が確認されるまで飲用ではなく生活用水として使用するよう呼び掛けている。
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楢葉町と富岡町で発生した断水は18日までに全て解消した。楢葉町では最大約2000戸、富岡町では最大約70戸で断水した。