3月16日の福島県沖を震源とした最大震度6強の地震により、福島県内の住宅被害は2日午前11時現在、県のまとめで4218棟に上り4000棟を超えた。発生から2週間余りがたち、広範囲で住宅被害の深刻さが明らかになってきた。市町村による被害調査は継続しており、被害棟数は今後も膨らむ見通し。
4218棟の内訳は全壊42棟、半壊497棟、一部破損3679棟となっている。市町村別では福島市が973棟で最も多く、桑折町が692棟、田村市が443棟、相馬市が437棟、新地町が394棟で続いている。
昨年2月に発生した最大震度6強の地震では、3月8日午後2時現在の県のまとめで2万3536棟に上っている。被災した市町村からは昨年2月の地震を上回る被害を懸念する声が上がる。県は応援職員の派遣などを通して被害の把握を加速し、被災した県民の早期の生活再建を支援する方針。