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【名君の大名文化】器量重なる大らかさ

2022.11.02 09:28
鷹ノ図(徳川吉宗筆、部分) -江戸時代、林原美術館蔵- ※前期のみ展示

 会津若松市の県立博物館で開催中の企画展「名君の大名文化-岡山池田家と会津 武、その華と志」は11月6日で前期を終え、11月8日から後期に入る。前期で見納めになる名品を紹介する。

 8代将軍吉宗。時代劇「暴れん坊将軍」のモデルでもある。幕府中興の祖で享保の改革を行った。強硬な政策もあるのだが、目安箱の設置や小石川養生所の開設が庶民の味方と見られたのだろう。

 武芸を奨励し、生類憐れみの令で停止されていた鷹狩を再興している。大らかな鷹の姿に吉宗の器量が重なる。岡山池田家旧蔵。