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【名君の大名文化】縫と箔の妙技が光る

2022.11.02 09:40
能装束 段片身替りに雪持芭蕉文縫箔 -桃山時代、林原美術館蔵- ※前期のみ展示

 南国の植物・芭蕉が雪をかぶるという意外な組み合わせに加え、背中全体に大きく描く大胆さも見事。雪持ち芭蕉の部分は、桃山時代の着物から模様を切り取ったもの。金と銀の箔(はく)を段替わりにした江戸時代の華やかな生地に縫い付けてある。たっぷりした縫が美しい桃山の技。細やかな箔使いの江戸の技。その妙技が光る。