東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生からまもなく14年となるのを前に、いわき語り部の会は28日、福島県いわき市薄磯の「いわき震災伝承みらい館」の前庭に復興への願いなどを記した黄色いハンカチ約300枚を掲げた。
震災学習で館を訪れた全国の子どもたちや市民からメッセージや絵を描き込んだハンカチが寄せられた。語り部の会の会員10人と職員がハンカチを結んだロープを張って飾り付けた。会長の大谷慶一さん(76)は「ハンカチに記された思いを実際に訪れて感じてほしい」と話している。
11日は市の追悼イベントを催す。「奇跡のピアノ」の演奏やハンカチのライトアップを実施する。時間は午前11時から午後7時まで。問い合わせは同館へ。