東京電力福島第1原発事故による県産農林水産物の風評払拭と消費拡大を目的とした「がんばっぺ福島!応援の集い」は15日、東京都のベルサール東京日本橋で催された。福島に思いを寄せる約700人が福島県の恵みを味わいながら交流を深めた。
飲食業などを手がける無洲(東京都)の主催。日本橋ふくしま館MIDETTE(ミデッテ)などの協力。無洲の浅野正義会長が「日常生活の中でも福島を応援できる。福島県産の果物を買ったり、福島を旅行したりしてほしい」と呼びかけた。内堀雅雄知事は福島県復興に向けた継続的な支援に感謝を伝えた。
「ダイバーシティー(多様性)」をテーマに掲げた。東京2025デフリンピック応援アンバサダーの川俣郁美さんが11月に日本で開催される聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」を紹介した。デフサッカー女子の西戸湖乃華選手(福島市出身)とデフバスケットボール男子の越前由喜選手(西郷村出身)が日本代表入りに向けて抱負を語った。
出席者全員が手話で「がんばっぺ!福島」と表現し、心を一つにした。音楽ステージでも盛り上がった。福島民報社から芳見弘一社長が出席した。