福島県二本松市観光連盟は火山や温泉の魅力を巡る「山旅」で海外との交流の輪を広げようと、市民らが3泊4日の日程で台湾を訪問する訪問事業を12月に初めて実施する。同連盟は27日、参加者の募集を始めた。
事業では、参加者が台湾・台北市の陽明山国家公園、台湾有数の温泉地である北投温泉などを訪ね、火山や温泉といった共通点を有する地域と新たなつながりを生み出しつつ、今後の観光誘客につなげる。
福島空港発着のチャーター便を利用し、12月9日から12日までの日程で訪問する。台北市では北投温泉での日帰り入浴や、士林官邸公園での菊花展鑑賞を予定している。陽明山国家公園では、トレッキングを通じて現地の登山グループとも交流する。観光スポットとして人気の「九份」を散策する予定もある。
定員は20人で、市内在住者か在勤者が対象。旅行代金は1人11万9800円。申し込み、問い合わせはツアー・ウェーブ仙台営業所へ。
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三保市長は26日、記者会見して事業の概況を説明した。「台湾は素晴らしい地域で、日本と深い縁もある。参加していただく人にとって有意義な時間になると確信している。ぜひ多くの参加をいただきたい」と語った。
(県北版)