福島県会津若松市のウェルネス会津ボクシングセンターに所属する郡司みらいさん(東山小5年)、遠藤永羽さん(一箕中3年)は、第12回全日本UJボクシング王座決定戦の東日本選考会の各階級で優勝した。郡司さんは優勝者が進める東西王座決定戦に同じ階級の出場者がいないため、今大会の優勝で日本一となった。
東日本選考会は7月に茨城県で開かれ、階級ごとに競った。郡司さんは小学女子37キロ級、遠藤さんは中学男子42キロ級に出場した。
郡司さんは相手との一発決勝に臨んだ。自身の強みである右ストレートを有効に繰り出し、勝利を収めた。「初出場で優勝できてうれしい」とはにかんだ。
遠藤さんは2試合をこなした。1試合目は危なげなく勝ったが、2試合目は打ち合いとなった。素早いパンチや相手の胴体部分を狙う攻撃で勝利した。
同大会には郡司皇牙さん(若松二中3年)も出場したが、決勝で敗退した。郡司さんにとって今回が中学生最後の大会となった。高校でもボクシングを続けるという。「レベルが上がる中でも雰囲気に飲まれず、自分のボクシングを貫く」と意気込んだ。
■東西王座決定戦で敗退の遠藤さん 「高校では上位入賞を」
遠藤さんは8月に兵庫県で開かれた東西王座決定戦で西日本代表の大阪府の選手と対戦したが、5―0で敗れた。「悔しいが納得のいく内容だった」と振り返り、「高校では1年時から全国大会出場や上位入賞を目指す」と活躍を誓った。
(会津版)