原子核物理学の専門家らが集う来年６月の国際会議に向け、福島市は飯坂温泉観光協会、同温泉旅館協同組合と連携し、需要に合わせた宿泊プランをつくる。５日の市通年議会９月定例会議一般質問で市側が示した。
市によると、国際会議は市内のパルセいいざかを会場に約４００人の来場を見込む。単身での参加が多く、夕食は飲食店などに足を運び、出席者同士で交流する場面が想定されているという。
プランは市観光コンベンション協会の予約システムを通じて提示。国際会議ホームページからも直接アクセスできる仕組みを構築し、地元で多くの宿泊を取り込めるよう検討している。
市内の観光資源に触れてもらう機会も働きかけている。周遊型のおもてなしとして、果物狩りや酒蔵見学、吾妻山麓エリアの散策を中心とした受け入れを主催者側と調整している。
（県北版）