福島県いわき市は1日、大雨による想定浸水区域を示した、市内4地区の内水ハザードマップを公表した。
公表されたのは、平地区①(平、平北白土)、平地区②(平中神谷、平塩、平鎌田、平泉崎、平下神谷)、常磐地区、小名浜・鹿島地区の4地区。市ホームページで確認できるほか、対象地区の世帯に配布する。今年の3月末には内郷地区のハザードマップが公表された。他の9地区に関しても順次公表し、今年度までに全地区公表する予定。
内水ハザードマップは、下水道などの排水施設の能力を超える大雨が降った場合に想定される浸水区域や水深などの情報を記載している。河川の氾濫による洪水は考慮していない。
現行のハザードマップは1時間当たり91ミリの降雨を想定にして作られていた。2021(令和3)年度の水防法改正に伴い、1時間当たり120ミリの雨を想定して作成した。
(いわき版)