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サムライ体験集中開催 福島県会津若松市で11日に「ウイーク」 甲冑着付け、演舞披露 鶴ケ城再建60年契機に

2025.09.06 10:58

 福島県の会津若松観光ビューローは県立博物館などと連携し、11月8日から16日まで鶴ケ城公園を中心に「SAMURAI Week」と題した大型イベントを初めて展開する。11月11日のサムライの日に合わせた企画。多彩な文化体験の催しを一定期間に集中開催し、地域活性化と観光振興を推進する。次年度以降も継続し、定期的な開催を目指す。5日、会津若松市の会津若松商工会議所で開かれた会合で示した。

 鶴ケ城天守閣再建から今年で60年を迎えるのを契機に、市が掲げる「SAMURAI CITY(サムライシティ)」をさらに前面に押し出す。鶴ケ城を中心に県博や会津武家屋敷、会津藩校日新館、御薬園などの歴史的施設を舞台に多彩なプログラムを展開する。期間中は1万5千~2万人の入り込み数を見込む。

 鶴ケ城本丸では甲冑の着付けや漆塗りの白虎刀の製作、会津唐人凧の色塗りなどを体験できる。ステージではサムライアーティスト剣伎衆かむゐなどによる演舞を予定している。

 県博ではテーマ展「美しき刃たち」を学芸員の解説付きで回る歴史探訪ツアーを計画。御薬園では会津の武家料理を堪能する旅行商品を企画する。

 ビューローの福島一郎理事長は「地域の誇りを未来につなげ、観光ブランド力の強化に取り組む」と話した。