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舞や太鼓 稽古に熱 福島県国見町「内谷春日神社太々神楽」教室 小中学生14人 11月に成果を披露

2025.09.07 16:00
指導を受けながら太々神楽の舞を学ぶ児童ら

 福島県国見町の町指定無形民俗文化財「内谷春日神社太々神楽」の子ども太々神楽教室は6日、町内の同神社で開講した。

 同神楽保存会(佐藤清二会長)が民俗芸能の伝承を目的に子どもたちに神楽を体験してもらおうと企画した。小中学生14人が受講した。小学6年生から神楽を始め、保存会の楽人を務める赤坂綺星さん(24)らが指導した。子どもたちは「神招き」などの舞と太鼓、笛の演奏を学んだ。教室は10月25日までの毎週土曜日に計8回開き、児童は11月2日に催される文化祭で成果を披露する。

 内谷春日神社太々神楽は1882(明治15)年に三春町から伝わったとされ、地元住民が1982(昭和57)年に保存会を結成して伝承活動を行っている。

 

■国交省サイトに保存会活動動画

 今年度、町が国の「国見町歴史的風致維持向上計画」(通称、歴史まちづくり計画)の認定を受けた。町は同神楽などの民俗芸能や歴史的建造物、遺構の保存や活用、継承に取り組んでいる。

 認定に伴い、佐藤会長や赤坂さんら保存会の活動、インタビュー、受講した小中学生の練習風景などの動画が収録され、国交省の「歴まち・景観ポータルサイト」にアップされるという。

(県北版)