持続可能な地域づくりを考える「ふくしまSDGs未来博」は20、21の両日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで開かれる。国連の持続可能な開発目標(SDGs)が2015(平成27)年9月25日に国連総会で採択され、間もなく10年を迎える。目標年の2030年まで5年となるが、国内の達成度は国際的に厳しい評価を受けている。約70の企業や学校、団体などがブースを設けて取り組み内容を発信し、目標達成への機運を高める。
「子ども」と「食」がテーマ。葛尾村のHANERU葛尾は、村内で取り組んでいるバナメイエビの陸上養殖などを紹介する。福島市のニックファンズは県内の規格外果樹農産物を使ったフルーツシロップやクラフトコーラシロップをPRする。子ども食堂に届ける食品を募るフードドライブも繰り広げる。
ステージでは20日にプロダンサー一条未悠さん(福島市出身)のダンスショー、タレントのエハラマサヒロさんらが登場する。ふくしまマスコットキャラクター総選挙の中間選挙も行われる。21日はタレント伊沢拓司さんが講演するほか、若手お笑い芸人・リバーマンらが登場する。
ふくしまSDGsプロジェクト推進コンソーシアムの主催。入場無料。午前9時30分から午後5時(21日は午後4時)まで。未来博は福島民報社が創刊130周年記念事業として2022(令和4)年9月に郡山市で開催した「ふくしまSDGs博」の成果を継承する場で、昨年8月に続いての開催。問い合わせは事務局(福島民報社事業局)電話024(531)4171へ。