福島県古殿町のマルマン醸造は健康志向の新ブランド「発酵庵」をつくった。第1弾の商品として米こうじグラノーラ「トトノイライフ」を開発した。
1949(昭和24)年からみそを中心に製造・販売してきた。2011(平成23)年に家業を継いだ3代目社長の常盤慎太郎さん(41)は近年、みその消費量が減る中、発酵技術を生かした新ブランドを企画した。忙しさから簡単に済ませがちな「朝食」に着目し、手軽に健康的な食事を取ってもらおうと米こうじを使ったグラノーラを生み出した。
「プレーン」と「チョコレート」の2種類で1袋1080円(税込み)。50年以上受け継がれる生米こうじを使い、油や添加物は不使用。グラノーラに入るオートミールも油で揚げずに焼くことでカリッとした食感を保った。
グラノーラの味の種類を増やしてく。常盤さんは「これからも福島の朝を支え続けたい」と言葉に力を込めた。