東北絆まつりは5月28、29の両日、秋田市八橋運動公園で開かれる。東北6県を代表する祭りが集い、東日本大震災の鎮魂と復興を願う。実行委員会長の穂積志秋田市長らが2日、秋田市内で記者会見して発表した。
福島市の福島わらじまつりをはじめ、青森ねぶた祭、秋田竿燈まつり、盛岡さんさ踊り、山形花笠まつり、仙台七夕まつりがパレード会場のソユースタジアムに集結する。パレードの時間は28日が午後6時から同7時30分まで、29日は午後0時30分から同2時までを予定している。座席数は1日当たり約8000席を用意する方針。インターネットでのライブ配信も想定している。
パレード会場周辺には、東北6市の祭りや観光のPRブース、大わらじなどの展示ブースを設ける。新型コロナウイルスの感染状況によっては、内容の変更を検討する。穂積市長は「東北の元気と新型コロナ克服への思いを発信したい」と述べた。
昨年の東北絆まつりは新型コロナの影響でパレードを中止するなど規模を大幅に縮小して実施した。
記者会見に先立ち実行委員会総会が開かれ、福島わらじまつり実行委員会の小河日出男委員長や福島商工会議所の石井浩専務理事らがオンラインで臨んだ。