東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を進める福島県双葉町の観光産業創出について考えるオンラインセミナーは18日、双葉町産業交流センターを拠点に開かれた。双葉町を含む双葉郡の文化や伝統を守り伝え、魅力ある地域づくりを推進する。
双葉郡地域観光研究協会の主催。今年度、町内で行ってきたツアーの造成・運営、情報発信、アンケートなど観光振興の取り組みを踏まえ、「平和は観光で創れるのか”双葉エリア観光の現在地”を伝える90分」をテーマに開催した。
リクルートじゃらんリサーチセンターの遠山祐基エリアプロデューサーが進行、双葉郡地域観光研究協会の山根辰洋代表理事が「双葉での観光産業創出の第一歩 2021年の軌跡」と題し講話した。震災や原発事故にとらわれず、地域本来の持つ魅力を活用し、観光振興につなげる考えを強調した。
双葉町観光協会の岩本久人会長、夢ふたば人の福田一治さん、ファストフード店「ペンギン」の山本敦子さん、双葉郡未来会議の平山勉さんが「地域事業者と歩む、これからの双葉エリア観光の未来とは?~」について意見交換した。
約90人がオンラインで参加した。