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東日本大震災と原発事故から丸11年 福島県 今も3万3000人が避難生活

2022.03.11 10:00
震災と原発事故から11年を迎え、住民帰還に向けた住宅整備工事などが進む双葉町のJR双葉駅西側(手前)。復興の歩みを進める町並みを雲間から朝日が照らす(小型無人機で撮影)

 東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から11日で丸11年となる。福島県内の避難区域が設定された地域では避難指示解除に向けた動きが進む一方、避難の長期化や被災者の生活再建など課題も山積している。

 県内6町村の帰還困難区域に設けられた特定復興再生拠点区域(復興拠点)のうち、大熊町と葛尾村は今春、富岡、浪江、飯舘の3町村は来年春頃の避難指示解除を予定している。

 県内で唯一、全町避難が続く双葉町は早ければ6月の避難指示解除を目指す。復興拠点内のJR双葉駅西側では、災害公営住宅の建設が着々と進む。

 復興が着実に前進する一方、今も約3万3000人が県内外で避難生活を送る。原発の廃炉や処理水対策、根強く残る風評など、依然として課題は多い。