東日本大震災からの復興を支援しようと、城南信用金庫は東京都の同信金営業部本店でパネル展「東日本大震災から十一年 ともに笑顔に~新たな未来へ~」を始めた。福島民報社などが撮影した写真のパネルを展示し、首都圏の人々に復興に向かって歩む被災地の姿を伝えている。31日まで。
復興支援活動に継続して取り組んでいる同信金が震災発生から11年の節目に合わせ、地震、原発事故の記憶を風化させないよう地元新聞社と連携して企画した。
沿岸部の漁業の復興などの様子を捉えたパネル12枚をはじめ、同信金の川本恭治理事長の取り組みを紹介する東京新聞の紙面パネルなどが飾られている。福島民報社は県内全ての漁港の再開、JR常磐線の再開通、帰還困難区域の避難指示解除など一歩ずつ再建が進む県内の姿について発信している。
来店者からは「11年の歳月で被災地が着実に前に進んでいるのが伝わった」などの声が上がっていた。