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ロンドンで震災追悼行事 在英福島県人会の満山会長ら参列

2022.03.16 18:21
絵ろうそくに火をともす満山会長(右)

 英国ロンドンの聖マーティン教会で13日、東日本大震災から11年の追悼行事が行われ、地震、津波と原子力災害で被害に遭った人たちへの祈りをささげた。

 英国の人々をはじめ在英日本大使館の川瀬和広総括公使兼総領事や在留邦人らが訪れ、被災地に思いを寄せた。ジュリア・パルマー司祭の言葉に続き、在英福島県人会ロンドンしゃくなげ会の満山喜郎会長(白河市大信出身)が会津の絵ろうそくに火をともした。

 毎年、行事の開催に尽力している日本語英国教会のジョンソン友紀さんが「慎み悲しむ人々のために、この美しい花の絵柄が描かれたキャンドルをともし、私たちの祈りが困難にある人々に光を与えることを願います」と述べた。

 ロンドンしゃくなげ会員による「震災証言集」の朗読、琴やピアノの演奏、合唱などが行われた。参加者は復興への思いを込めた桜の花びら形のカードをツリーに掲げて祈った。被災地の写真や震災関連の本を見ながら多くの人が語らい、11年前の震災について子どもに説明する姿も見られた。満山会長が福島民報社に伝えた。