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復興拠点で試験栽培用コメの稲刈り 福島県富岡町 原発事故発生後初めて

2022.10.14 15:45
コンバインで稲を刈り取る新妻さん

 東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域となっている福島県富岡町の特定復興再生拠点区域(復興拠点)で13日、原発事故発生後初めてとなる試験栽培用のコメの稲刈りが行われた。

 収穫したコメは、放射性物質濃度を測定した後、全て廃棄する。食品の基準値1キロあたり100ベクレルを下回れば、来年度から作付けの制限が解除され実証栽培に移行する。来春の避難指示解除に合わせ営農再開を目指す。

 町の委託を受けた新妻有機農園(広野町)が6月、川田地区の水田約30アールに県オリジナル品種「天のつぶ」の苗を植えた。稲刈りは新妻有機農園の新妻秀平さんがコンバインで丁寧に行った。