東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉町)の2022(令和4)年度の来館者数は8万119人となり、2020年9月の開館以降、年間最多となった。前年度より2万1848人増え、累計の来館者数は3月31日現在、18万2140人となった。5日、施設を管理・運営する福島イノベーション・コースト構想推進機構が発表した。
伝承館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の行動制限がなくなったことに加え、被災地の復興の歩みを学ぶ「ホープツーリズム」の参加者が増えた点などが背景にあるとみている。今後も新たな資料を展示するなど、来館者増につながる取り組みを強化していく。