東日本大震災の復興支援コンサート「バチカンより日本へ祈りのレクイエム」は、福島県いわき市のまちポレいわきで開かれた。
震災の犠牲者を追悼するとともに東北を応援しようと全国を巡り、10回目を迎えた。いわきでは2019年から開催している。
イタリアのシンガーソングライター、ミリアム・スカルチェッロさんら国内外で活躍する音楽家4人が出演。「月の沙漠」や漫画家で声楽家の池田理代子さんが脚本を担当したオペラ「女王卑弥呼」など11曲を披露し、約80人が聴き入った。
総合プロデューサーを務めたテノール歌手榛葉(しんば)昌寛さんは「東京などで披露しているベートーベン作曲『交響曲第9番』を福島でも公演したい。一緒に音楽をつくっていこう」と呼びかけた。