復興庁は18日から22日まで、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の取材拠点となる広島市の国際メディアセンターで東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの本県などの復興状況や魅力を発信する。渡辺博道復興相が16日の記者会見で発表した。
福島、岩手、宮城3県の現状を写真付きパネルで紹介する他、地酒や銘菓などの試飲・試食コーナーを設ける。福島県関係では、二本松市の大七酒造と奥の松酒造の日本酒、奥会津金山天然炭酸水、県産モモのジュース、玉ようかん、「ままどおる」を提供する。原発事故に伴う風評の払拭にもつなげたい考えだ。
福島県文化の紹介として赤べこや双葉ダルマの展示に加え、浪江町請戸地区の「田植踊」の衣装を身にまとったスタッフが報道関係者を案内する。渡辺復興相は「国内外のメディアに被災地の魅力が伝わることを期待したい」と述べた。