アパレルメーカー「フレックスジャパン」(本社・長野県千曲市)が、福島県双葉町の中野地区復興産業拠点に整備を進めている「ひなた工房双葉」は27日にオープンする。同社が5日、発表した。衣料品のリメークとオーダーシャツを製造する。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの町の再生につなげるとともに、持続可能な社会の実現を目指す。
約210平方メートルの敷地に、いずれも木造平屋の工房と店舗を備える。工房では着物や衣料品全般をリメークする衣料品再生と、オーダーシャツの製造を展開する。店舗では衣料品をリメークして作ったペンケースや巾着袋などの小物類を販売する。
従業員3人が勤務し、将来的に地元を含む約50人の雇用を見込んでいる。27日のオープンを前に、26日に現地で記念式典を行う。
同社は1940(昭和15)年創業。長野、熊本両県に製造拠点があり、中国やミャンマーなどにも工場を構えている。