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14日から東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉町)企画展「モノが語る原子力災害」 初公開資料など展示

2023.07.12 20:00

 東日本大震災・原子力災害伝承館の企画展「モノが語る原子力災害」は14日から、福島県双葉町の同館で催される。11月13日まで。震災と東京電力福島第1原発事故の風化が懸念される中、伝承館が収蔵する約28万点の中から初公開の資料約140点を並べ、原子力災害を深掘りする。

 原発事故で国が現地対策本部を置いた大熊町の旧県原子力災害対策センター(オフサイトセンター)に残されていたホワイトボードを展示する。「10キロ圏内避難 総理指示」「外出禁止」などのメモが記され、原発事故発生直後の緊迫した状況を伝えている。第1原発建設までの年表や放射線の基礎知識が分かる資料、避難所を360度カメラで撮影した写真などもある。

 開館時間は午前9時から午後5時(最終入館午後4時30分)まで。入館料は大人600円、小中高校生300円。火曜日は休館。

 関連イベントとして、8月6日、8月19日、9月10日に伝承館周辺を巡るバスツアーを催す。原発事故発生直後の姿を残す双葉町の双葉南小、浪江町の震災遺構・請戸小などを回る。時間は各日とも午後1時から午後3時まで。参加無料で定員は各回20人。小中高校生と保護者が対象となる。