東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興の発信方法などを学んできた「ふくしまナラティブ・スコラ」の修了生ミーティングは15日、福島県の須賀川市民交流センターtetteで開かれた。県内の高校生が今後の古里の姿などを発表し、交流した。
ナラティブ・スコラは県環境創造センターが2020(令和2)年度から実施している。1期生から現役の4期生までの約20人が参加した。近況を報告し、学んだことなどを共有した。ワークショップで県の将来像を考え、「福島をたくさんの人に知ってもらいたい」「福島を芸術の街にしたい」などの言葉が並んだ。プレゼンテーションクリエーターの前田鎌利さんがアドバイスした。
1期生の塩田優莉さん(福島大2年)は修了後も県内の状況などを県内外で伝える活動に取り組んでいる。「ナラティブ・スコラで自分が大きく変わった。これからも地域づくりに関わっていきたい」と語った。