東京電力福島第1原発事故からの復興の現状に理解を深める「『福島、その先の環境へ。』ツアー2023」座談会は3日、福島市のエスパル福島で開かれた。タレントのIMALUさんらが登壇し、ツアー参加者と情報発信や風評払拭の課題に意見を交わした。
環境省が進める福島再生・未来志向プロジェクトの一環。1日から3日にかけて中間貯蔵施設(福島県大熊町・双葉町)などを巡った全国の約180人が参加した。「全国の若者に伝えるべき福島のこと」をグループに分かれて討論し、発表した。
参加者からは「高い熱量を持って(復興に)取り組む人に直接話を聞いてもらいたい」「福島の魅力を具体的な言葉で周りに伝えることが大事」などの意見が出された。自身もツアーに参加したIMALUさんは「未来に向けてできることを考えないといけない。まずは現場を見た私たちが現状を理解し、伝えていくべきだ」と語った。