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エフレイと連動したまちづくりへ 福島県浪江町が年度内に基本構想

2023.09.05 20:12

 福島県浪江町はJR浪江駅西側に整備される福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)の本施設と連動したまちづくりに着手する。研究者向けの住宅や各種施設、道路などエフレイ周辺に求められる都市機能を検討し、年度内に基本構想をまとめる。5日に開会した町議会9月定例会の行政報告で吉田栄光町長が明らかにした。

 エフレイの本施設は町が進めている浪江駅周辺整備事業の用地に隣接している。エフレイでは今後、世界最高水準の研究が本格化し、国内外の研究者が町内に居住することが見込まれる。町民や研究者らがアクセスしやすい道路整備、研究者の住宅確保など、エフレイ周辺のまちづくりデザインを基本構想として取りまとめ、町の復興加速化や発展につなげる。

 基本構想は年内に中間報告をまとめ、概要版を町民に配布する方針。町民の意見を取り入れた上で、最終的な構想を策定する計画だ。


■浪江駅周辺の新設住宅は100戸程度

 浪江町が進めるJR浪江駅周辺整備事業で新設される民間・公営住宅は、計100戸ほどになる。町議会9月定例会の一般質問で町が示した。

 事業は世界的建築家・隈研吾氏の協力を得て進む。民間・公営住宅の他、スーパーや飲食店が入る商業施設、交流施設が整備される。2026(令和8)年度に工事が完了する見込み。