大手調剤薬局グループのI&H(兵庫県芦屋市)の子会社・いずみ調剤(福島市)が福島県浪江町に整備を進めていた調剤薬局は2日にオープンした。町内に調剤薬局が開設されるのは、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後初めて。地域医療の充実や住民の利便性向上が期待される。
町役場近くに新設した。名称は「なみえ調剤薬局」。薬剤師が常駐し、調剤や市販の医薬品、介護用品などを扱う。営業時間は平日の午前9時から午後6時(調剤受け付けは午後4時)まで。いずみ調剤の菅原憲太郎社長は「浪江に来て良かったと思える薬局を目指し、町民の帰還促進にもつなげたい」と述べた。
5日まで健康サポートフェアを催している。体の栄養状態や姿勢などを確認できる。健康相談も実施している。参加無料。