(10)―12 (有権者26万7209人)
今井 久敏 70 公現(4)
山田平四郎 70 自現(3)
佐藤 徹哉 55 自現(1)
高橋 翔 35 諸新
佐藤 憲保 69 自現(7)
二瓶 陽一 71 無新
神山 悦子 68 共現(6)
鈴木 優樹 39 自現(1)
佐久間俊男 68 無現(3)
長尾トモ子 75 自現(5)
椎根 健雄 46 無現(3)
山口 信雄 57 自現(1)
(届け出順、敬称略)
「こんなに静かな選挙は初めてだよ」。9日、ある陣営の選対幹部は選挙戦が終盤に差しかかっても論戦が盛り上がらない現状を嘆いた。現職10人に、8月の市議選で落選した新人2人が挑む構図だが、明確な争点は見えない。ある現職陣営の関係者は「今回の結果が実績評価の指標になる。それによって今後の県議会での立場が変わる」とする。現職は実績を強調して票を積み上げ、当選順位を上げようと力を注いでいる。
2021(令和3)年の市長選立候補のため辞職した元自民党県議は前回約9600票を集めた。今回は目立った支援の動きを見せていない。地盤が重なる陣営などが支持者を取り込もうとする動きがある。
投票率は過去最低だった前回の35・61%を下回り、30%台前半と予想する陣営が大半を占める。各陣営が政策の違いを打ち出し、無党派層の関心を高められるかも焦点となる。
自民の山田は防災・減災対策を掲げ、田村地区などで票固めを進めている。佐藤徹哉は中心部などをくまなく回り、教育環境の整備を訴えている。佐藤憲保は北部や企業を中心に回り、県土の強靭化など呼びかけている。鈴木は安積地区などを軸に、子育て・教育の充実を主張している。長尾は中心部を軸に若者や女性への支援をアピールしている。山口は安積地区を拠点に住みやすいまちづくりを訴えている。
共産党の神山は中田地区を拠点に幅広い世代への支援策充実を主張している。
公明党の今井は中心部を拠点に生活に根付いた政策を呼びかけている。
無所属の佐久間は富久山地区を軸に人口減少対策を訴えている。椎根は中小企業支援を柱に据え、日和田地区を中心に浸透を急いでいる。
新人はSNS(交流サイト)で政策を発信し、現職陣営の切り崩しを図っている。諸派の高橋は中田地区を拠点に子育て世代支援などを主張している。無所属の二瓶は山根地区を拠点に新たな交通網整備などを強調している。
(文中敬称略)
◇2019年県議選開票結果
郡山市(定数(10)―13)投票率35.61%
当10,546 今井 久敏 65 公現 (4)
当10,298 鈴木 優樹 35 自新 (1)
当 9,761 神山 悦子 64 共現 (6)
当 9,630 勅使河原正之67 自現 (4)
当 8,666 佐藤 憲保 65 自現 (7)
当 7,714 山口 信雄 53 自新 (1)
当 7,710 長尾トモ子 71 自現 (5)
当 7,190 椎根 健雄 42 国現 (3)
当 6,064 佐久間俊男 64 国現 (3)
当 6,016 山田平四郎 66 自現 (3)
◎ 5,829 飛田 義昭 67 社新
◎ 3,531 久保木 豊 46 国新
1,297 高橋 翔 31 無新
※「◎」は法定得票数獲得者