世界の福島県人会関係者を招く第4回在外県人会サミットは15日から17日までの3日間、福島県内で開催される。参加者は東日本大震災、東京電力福島第1原発事故の被災地を巡り、復興の現状や新たな産業づくりへの取り組みなどを肌で感じる。参加者同士が意見交換し、福島県の自然、食、文化などの魅力を世界に発信し、風評払拭につなげる。
県の主催で2013(平成25)年に始まった。コロナ禍を経て6年ぶりの開催となる。今回は過去最多の20カ国・28団体の代表が参加する。
初日は浪江町の福島水素エネルギー研究フィールド、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館、浅野撚糸を視察する。復興のシンボルであるJヴィレッジ(楢葉・広野町)で歓迎夕食会に参加する。
2日目は県庁で意見交換会を開く。県人会の代表が福島県支援など普段の取り組みを発表し、意見を交わす。その後、知事主催のレセプションに臨む。
最終日は、会津若松市の鶴ケ城、関美工堂、末廣酒造嘉永蔵を訪れ、会津地方の自然や産業、酒などの魅力にも触れる。