福島市出身の作曲家古関裕而さんの野球殿堂入りを記念して26日に市内の県営あづま球場で開かれる全早慶野球戦福島大会を前に、早大応援部と慶大応援指導部による応援デモンストレーションが25日、福島市のJR福島駅東口駅前広場で繰り広げられた。
早大は古関さん作曲の「紺碧(こんぺき)の空」「永遠なるみどり」などを演奏。慶大は「若き血」「ダッシュKEIO」などの応援歌を披露した。多くの観衆が集まり、リードに合わせて手拍子を打った。
両校のブラスバンドが古関さん作曲の「栄冠は君に輝く」「オリンピック・マーチ」を演奏し、市内の福島敬香保育園の園児がメロディーに合わせて和太鼓やダンスを披露した。
市内のクーラクーリアンテサンパレスでは25日夕、福島大会レセプションを催した。両校の選手や関係者、OBら約240人が出席した。
実行委会長の木幡浩市長が「古関さんの殿堂入りを伝統の早慶戦で祝えることとなりうれしい」とあいさつ。古関さんの長男正裕さんが祝辞を述べた。早大の小宮山悟監督、慶大の堀井哲也監督が健闘を誓い合った。新開文雄福島稲門会長と北村清士福島三田会長が伝統の一戦への期待を語った。
祝宴が催され、県産の肉や野菜、果物、常磐ものをふんだんに使用した料理が提供され、出席者が舌鼓を打った。
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