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立候補予定者政策示す 福島県いわき市長選前に公開討論

2025.08.18 10:18
討論会に臨む(右から)内田、宇佐美、清水の各氏

 任期満了に伴い8月31日告示、9月7日投開票で行われる福島県いわき市長選の告示まで2週間を切った。立候補を予定している現職の内田広之氏(53)、元職の清水敏男氏(61)、元衆院議員で新人の宇佐美登氏(58)による公開討論会が17日、市内常磐湯本町の温浴施設で開かれ、3人はそれぞれの政策や市政運営に向けた考えを示した。


 いわき青年会議所(JC)の主催。3人は五つのテーマに基づいた10項目の質問に対し、2分の制限時間の中で発言した。質問内容は事前に市内の高校生から募った。

 内田氏は防災庁の誘致を進めている点を強調。「国際防災都市」を目指し、いわき市のまちづくりの発展につなげていくと約束した。市内の医師を今後100人増やす目標を示した。

 清水氏は磐城平城を再興し、平地区を有数の観光地にする構想を掲げた。インバウンド(訪日客)の呼び込みを見据え、歴史に基づいた観光資源の掘り起こしの重要性を訴えた。

 宇佐美氏は医療の質を高めることで市内に研修医らが集まると指摘。市内北部に拠点病院を整備するため、内郷地区にある福島労災病院を四倉地区に移転させる構想を掲げた。

 討論会は録画での動画配信方式を採った。討論会の模様は動画投稿サイト「ユーチューブ」で24日から配信する。