福島県白河市の白河厚生総合病院など県南医療圏の4病院は21日、地域医療態勢の強化に向けた連携協定書を交わした。県内で圏域内の2次救急医療機関が連携協定を結ぶのは初めて。
協定を締結したのは白河厚生総合病院に加え、会田病院(矢吹町)、白河病院(白河市)、塙厚生病院(塙町)。
地域完結型医療を推進するとして、患者の紹介、救急医療態勢の整備、医師を含めた人事交流、診療領域での連携など8項目を想定している。4病院の事務管理者が年に2回以上集まり、必要に応じて地域連携や救急などの専門部会を設ける。協定は21日から1年間で自動更新する。
協定締結式は白河市のシン鹿島で行われた。白河厚生総合病院の氏家三大事務長が趣旨を説明し、同病院の大木進司院長、会田征彦会田病院長、和久昌幸白河病院長、佐川恵一塙厚生病院長が協定書に署名した。
大木院長は「今までの協力関係をより深化させ、切れ目のない医療を地域に提供していく」と語った。