福島県が生んだ「医聖」の名を冠した政府の医学賞「野口英世アフリカ賞」の第5回授賞式は22日、天皇・皇后両陛下をお迎えして東京都港区の明治記念館で行われた。
石破茂首相が、マラリアの治療に貢献したアブドゥライ・ジムデ博士(61)=マリ=、熱帯病の「アフリカ睡眠病」の治療薬開発などに取り組んだ非営利組織「顧みられない病気の新薬開発イニシアチブ(DNDi)」=本部・スイス=のルイス・ピサロ代表にそれぞれメダルや賞金1億円の目録を贈り、功績をたたえた。両陛下は笑顔で拍手を送られた。
アフリカ開発会議(TICAD)で来日中のアフリカ各国首脳らが臨席した。福島県関係では、内堀雅雄知事や二瓶盛一猪苗代町長らが出席した。