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パパ、育児スキル高めて! 授乳、おむつ替えなど学ぶ『Papa voyage』 菊池医院(福島県郡山市)で教室

2025.08.25 16:29
ワークショップで菊池院長(右)から助言を受ける平野さん(左から2人目)ら参加者

 生後1~6カ月までの子どもを持つ父親を対象にした教室「パパによるパパのための育児時間『Papa voyage』」は23日、福島県郡山市の医療法人仁寿会菊池医院で開かれた。参加者は子どもを育てるための基本的なスキルを学びながら、子育てに対する不安を解消した。

 子育てしやすい社会の実現を目指し活動する任意団体「comodo.」の主催。父親が「当事者」として育児に関わる機会と子育ての手法などを習得する場を提供しようと、昨年8月から開催している。

 同医院の助産師らが講師を務め、風呂の入れ方や授乳、おむつ替え、寝かしつけなどを実践を交えながら指導した。菊池信太郎院長が講師のワークショップでは、近年はITの発達により子どもが置かれている環境が変化していると説明。「スマートフォンの発達で自然の中で遊ぶ子どもが減っている。自然の中で我が子の五感を刺激し、非認知能力を伸ばしてほしい」と話した。参加者の悩みごとにも助言した。

 東京都出身で市内在住の平野立さん(28)は生後2カ月の長男仁都ちゃんと一緒に初参加した。親族は都内にいる転勤族のため、育児に関して相談できる身近な存在がいなかったという。これまで「第1子を育てる中で、何が普通か分からない」と感じていたが、教室に参加して「医師や他の参加者からさまざまな話を聞けて良かった。共感してもらえることも多く、こうした場を求めていた」と話した。

(郡山版)