福島民報社の芳見弘一社長は27日、福島県庁に内堀雅雄知事を表敬訪問し、「ふくしまドアプロジェクト(ドアプロ)」をPRした。共に人口減少問題を乗り越え、豊かな未来をつくる決意を新たにした。
芳見社長から趣旨説明を受け、内堀知事は「ドアプロの思いに強く賛同する。オール福島で必要な取り組みだ」と述べ、ドアプロ会員を増やすため、県として周知に協力する考えを強調した。芳見社長は「福島への就職やUターンを考えるきっかけの一つになってほしい」と語った。
ドアプロは、首都圏などに生活の拠点を移した県内出身者らと福島県をつなぎ、いつか福島に戻って挑戦したいと思ってもらえる環境を整える狙い。
総務省によると、昨年10月1日時点の国内推計人口は前年同期と比べ、過去最大となる89万人の減少。県内人口の減少率は全国ワースト7位の1・35%だった。県は人口減少対策に予算を重点配分し、若者のUターンを促す取り組みなどを展開している。
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ドアプロでは会員を募集している。会員になると、プレゼント企画への応募や県内企業のインターンシップ情報の閲覧ができる。
第1弾のプレゼント企画として、9月16日まで会員登録キャンペーンを実施している。期間中に会員登録した人の中から抽選で200人に、「アマゾンギフト券千円分」を贈る。当選の発表はプレゼントの発送をもって代える。